京都大学
京都大学大学院医学研究科「医学領域」産学連携推進機構 特定教授
(京都大学メディカルイノベーション大学院プログラム 教員)
鈴木 忍 様
外資系製薬企業の研究所で勤務していた私は、会社でリーンシックスシグマ(以下LSS)の研修を受けたことがジェネックスパートナーズとの出会いでした。研究者であった私は、LSSはビジネスに必要なスキルであり自分には関係ないものと思っていましたが、課題にいかに対峙しいかに解決するかといった基本的な考え方は研究にこそ必要なものであると研修を通して悟り、貴重な学びを得ることが出来ました。
その後、京都大学に転職した私は、大学院でライフサイエンス系の研究者や医療従事者達の人材育成活動に関わることになりました。研究分野における国際競争力を上げていくためや、学生たちがどのようなキャリアを選んでも第一線で活躍できるよう、大学院でもLSSを学べる機会を与えられないかと思い、ジェネックスの眞木先生にご相談したところ、私どもの考えに強く賛同いただき、快くお力添えをいただけることとなりました。なお弊学では他社のお話も伺ったのですが、最も大きな違いとして感じたことが、私たちのビジョンに共感いただけたことでした。LSSをいかに大学院教育にインプリメント(実装)していくべきか、LSSを学んだ後に受講生にはそれをどのように活用していってもらいたいか、等々、将来を見据えた話が出来たことは非常に心強く、安心感を覚えました。
そしてジェネックスに講師をお願いし、LSSを大学院の単位講義として創設しました。学生のみならず教授クラスの教員からの参加もありましたが、特に若い学生達は学びに貪欲で、文字通り乾いた砂が水を吸うように講義で教わったことを吸収し、LSSを学べて大きな自信がついたと話しています。その姿に頼もしさを覚えるとともに、先読みが非常に難しい社会を生き抜くため、日本の国際競争力を高めるための人材を大学から輩出するため、一人でも多くの学生や教員にLSSを学ばせたいと思う私たちの思いを酌み、大学院教育にご尽力いただいていることを心からありがたく思っています。